イングランド貴族の娘でありながらも、不名誉な出来事から
ハイランドのマクアーウィン氏族のもとで暮らす未亡人のグウィネスは、
敵対するマクグラスの民たちが死んでいるのを見つける。
だが、ただひとり瀕死の男がいた。その男は平和協定書を持ち、
指に印象指輪をはめていることから、マクグラスの族長かもしれないと考える。
これ以上の死を見たくないグウィネスは、自らの危険もかえりみずに彼を助けることに。
もし敵をかくまっているとマクアーウィンの族長に知られたら
自分は殺されてしまうだろうとわかっていても、助けずにはいられなくて……。