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コミックシーモア
新聞記者のケイトは最愛の夫の死から立ち直れずにいたが、そろそろ前を向こうとしていた。
そんな矢先、同業だった夫が最後に調べていた案件を引き継ぐことになる。
それは、実業家のフェルドマンが手がける奇妙なプロジェクトについてだ。
一九三九年、航海中の貨物船が、漂流するナチスの船を発見した。
漂流船の晩餐室に用意された料理は出来立てにもかかわらず、乗員、乗客は見つからなかった。
──たったひとりのユダヤ人の赤ん坊を除いては。
そんな謎に満ちたヴァルキリー号を、フェルドマンがふたたび航海に出そうとしているらしく──。