血の騎士団シリーズ:第3弾
〈最初の天使〉を見つけるための旅で、ベリアルのスパイだったレオポルトは
クーマエの洞窟で命を落としたと思われていた。だが、彼の体にはレギオンという名の
悪魔が乗り移り、レオポルトの意識を支配しながらストリゴイの軍団を作りあげていった。
自分の罪を贖うすべを見つけねばならないという彼の気持ちとは裏腹に、
レギオンはレオポルトの記憶を探り、預言の三人についての知識を得る。
レギオンの使命は、闇の天使が戻るための道を拓くというものだ。
それを阻止せんとする勢力の存在を知った彼は──。