CIAの元同僚である友人のジョナサンが、自分のすぐそばで狙撃されて命を落とした。
彼が死ぬ直前に言ったのは、〈黄金の図書館〉という言葉。
彼の死の謎を解き明かそうと決めたタッカーは、ジョナサンの息子と協力しあうようになる。
修復担当の学芸員であるエヴァは、身に覚えのない夫殺しの罪に問われて投獄されていた。
気がつけば、〈黄金の図書館〉研究の権威だった夫が、エヴァの運転していた車の事故で
命を落としたことになっていたのだ。異なる場所で起こったふたつの事件には、どちらも
世界史最大の謎とされる〈黄金の図書館〉がかかわっていて──。