男爵未亡人のジュリアナは、“さる上流婦人”という名で
新聞のゴシップ欄の担当記者をしている。
彼女はある晩、とびきりのスキャンダルを目撃する。
放蕩者として名高いロクスベリー子爵が、なんと劇場の舞台裏で男性を抱擁していたのだ!
一方のロクスベリーは、あまりの彼の放蕩ぶりに怒った父親から、
一ヵ月以内に結婚しないと今後の生活費は出さないと宣言される。
貧困か結婚か―二者択一を迫られるが、彼と『男の愛人』についての記事がロンドンじゅうの
話題になり、結婚という選択が難しくなってしまう。
嘘の記事を書いた記者に会うために、ロクスベリーは新聞社に乗りこむが…。