キスへのカウントダウン

ディヴァイン家の三姉妹は、毎年行われる大晦日のパーティーの同伴者がいないか、またはカウントダウンまでにキスする相手を見つけられなければ、町いちばんのおたくであるルイスとキスをしなければならないという賭けをこの十年間続けて […]
クリスマスに願いを

莫大な借金を遺して父親が亡くなってから、一家の経済状態は悪くなるばかり。 年が明けたら住んでいる家を手放すことになりそうで、 この家では最後になるかもしれないクリスマスを楽しく過ごしたいとマリアンは願う。 しかし、そんな […]
特別な夜は見知らぬ彼と

建設会社で経理部長を務めるキャシーは、 クリスマスパーティーのデート相手として男性をひと晩五百ドルで雇った。 親戚たちによって、『完璧な男』をあてがわれるのを避けるためだ。 エスコート会社から派遣されてきたのは、 いつも […]
ハイランドの政略結婚

国王の命により、敵対するモンゴメリー一族と アームストロング一族は和解することを求められた。 王の決めた和解方法は、婚姻というかたちで ふたつの氏族の結びつきを強めるというものだ。 モンゴメリーの族長であるグレアムは、ア […]
琥珀色の瞳の家庭教師

貧窮した良家の子女としてとれる道は、ふたつしかない。 結婚か、いい職を見つけるかだ。数年ロンドンで暮らして社交シーズンも体験したが、 二十四歳になったマーサは結婚相手を見つけることができなかった。 生活のために家庭教師の […]
侯爵と運命の女神

目の不自由な伯爵令嬢のフォーテュナは、いとこのジュリアナが 結婚相手として望んでいるグランヴィル侯爵について、よくない噂ばかりを耳にしている。 莫大な遺産を相続した放蕩者で、相手にする女性はもっぱら愛人という、 大切ない […]
罪という名の記憶

結婚式前夜、森のなかで知人の情事を見てしまったジェシカ。 あまりにも刺激的な光景は、彼女の脳裏に焼きつくこととなった。 それから七年後、未亡人となったジェシカは、夫の遺してくれた プランテーションへと向かうことに決めた。 […]
わたしだけの支配者

ブリンの職場の新任弁護士として現れたのは、母親を殺した男を弁護したリードだった。 彼を見たブリンは、相手の顔にパンチしたい気持ちを覚える反面、 欲望を感じずにはいられなかった。 なぜなら、ブリンとリードは、かつて付き合っ […]
メイドは公爵をとりこにする

公爵家の田舎屋敷で働くメイドのジュリエットは、亡き公爵の後妻の娘であるアナベラから、 とんでもないことを頼まれてしまう。 なんと、彼女になりすまして、社交シーズンのロンドンに行ってほしいと言われたのだ。 現公爵のグレイの […]
異なる愛のかたち

いつかきみを呼びよせるだろう──亡命中の王子から、タリアはそう告げられていた。 それから四年、タリアの乗ったプライベートジェット機は美しい島に降り立った。 ついに、王子に呼ばれたのだ。期間は半年。 その間タリアは、王子か […]