王族であるクラウスを伴侶に持つティモは、幸せな生活の中でも、
周囲からの出自の身分差への声にいたたまれなさを感じていた。
そんなある日、狩猟祭の最中にクラウスが事故にあい、
ティモと出会うまでの記憶を失ってしまったのだ。
王族として存在できる唯一のつながりを失ったティモは、クラウスと別れることを考えるが、
ふたりで祖国・フィオラノーレの王女の結婚式に参列することになってしまい……!?
【無垢な神官シリーズ】
『聖なる騎士は運命の愛に巡り合う』のクラウスとティモのその後を描いたお話です。