結婚を一週間後に控えたキャットは、自分の独身お別れパーティーにも参加せず、
逃避するかのようにプライベートアイランドにやってきた。
妻になった自分や母親になった姿を想像するとすてきな光景と思う反面、なぜか吐き気がする。
婚約者との結婚を素直に喜べないのは否定できそうにない。
自分以外には誰もいない島でのんびりと過ごしていると、
まるでまぼろしのようにひとりの男性が海から現れた。
その男性──ブロックは、彼女が高校のときに片思いしていた相手だった。
彼は、FBI捜査官だと言うが、なぜキャットのいる島に来たのだろう……!?